
木造建築物構造計算ソフト
KIZUKURI
「KIZUKURI 2x4 Ver6.0」の
地震力用建物重量、地震力の追加
エレベータ等で使用します
エレベータの荷重を「一般事項」で設定できます。
戸建て住宅や小規模非住宅(グループホームなど)に既製品エレベータの設置が増えてきております。
このため構造計算時に「モデル化した荷重」で対応してきたエレベータ荷重を直接設定できます。
具体的には、「半自立型エレベータ」では、地震時のみ軒位置や床位置に働く水平力(エレベータメーカーの指定荷重)を入力することで、「地震時壁量計算」に反映されます。「吊下げ型エレベータ」は、天井構面に横架材を設置し、小屋束を配置して追加荷重を設定し対応します。

転倒モーメントによる
短期接地圧の検定
都市部での3階建て住宅(狭小間口タイプ:幅/高さ比2.5を超える)の転倒モーメントによる(短期接地圧)の検討機能を追加しました。
※条件に関わらず設計を実行/出力します。
これは、「軸組構法設計手法:2017年グレー本」で求められている内容に沿っています。これにより重心位置のズレによるプランの危険性を防ぐことができます。

梁受け金物(梁梁)の
検定/Auto(自動選定)を追加
枠組壁工法は、耐力壁線区画に代表されるようなプランの仕様規定が明示されています。
このため上下の「壁線区画」の考慮に縛られることで、自由なプランができないことがあります。
本来、「壁線区画」の横架材としてマグサの配置が原則ですが、これらを「床梁:床構面の梁」で代用するプランが増えています。
この場合の留意点は、上階の耐力壁の挙動(主に回転力による壁端部軸力)を床梁で処理します。 床梁が、壁で支持される場合は、ここで終了ですが、プランの関係で床梁を床梁で受ける場合があります。
この場合に梁受け金物の検定検討が必要となります。
今回の機能追加では、梁受け金物の耐力設定から、これらの検定検討が可能となります。利用者の手間と検討忘れを防ぎます。

その他の固定荷重項目拡張
その他床を 8→14 に変更しました。

引き寄せ金物設定拡張
引き寄せ金物 10→14 に変更しました。

その他の新機能
- Windows11対応しました。
- ディスク空き容量のチェックを廃止しました。
- データ管理ソフト「KIZ-run」の廃止